こんばんわ、修理集合の鬼滅管理人です。最近「鬼滅の刃」というジャンプで連載している漫画がやけに流行っているのはなんとなく知っているのですが昨日アマゾンプライムビデオを徘徊していたらアニメが視聴できたので原作を見たことはないのですがあえてアニメで見てみる事に。
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深夜の4時まで見てしまいました。まだ正直面白さがイマイチわかってないのですがアニメでもドラマでも
一度見始めてしまうと「あと一話だけ見よう、あと一話みたら絶対ねる!」となってズルズル見続けてしまうんです。
そういうのありませんか?俺だけ?鬼殺隊に入りましょう。
さて、過去コラムでルイヴィトンやシャネル、エルメスといった正規店修理にまつわるメリット・デメリット等をまとめました。
まだ見てない人は過去のコラムを見てみましょう!
今回は壊れてしまったり色褪せ・劣化してしまったブランドバッグの売却時にどういった修理を行うべきかどうかを考察してみました。
■金具やファスナーを修理した場合は売却額に影響がでやすい?
過去のコラム記事ではブランド品を外部修理店で行うとリサイクルショップ等で売却時に
「ブランドとしての製品価値に影響が出る」という事を記載しました。
ルイヴィトンやエルメス・シャネル等ブランドバッグには自社オリジナルのロゴ入り金具等が使用されており
仮にファスナーや金具交換等の修理を外部修理店で行った際はロゴ入り金具ではなくYKKや無地の製品を使用する事になります。
ここで言う製品価値への影響とは「売却時に査定額が下がってしまう」という事を指しますが、ではなぜ査定額が下がってしまうのか?
皆さん「スーパーコピー」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
「スーパーコピー」とはその名の通りブランド品をマネて作られた製品です。
ルイヴィトンやシャネル製品等の名前やロゴを刻印してあたかも”正規品”であるかのように様に
作られていますが、ハッキリというと外部が作った”偽物”です。
その中で「スーパーコピー」とはかなり精工に作られており、最近では技術の発達により
見た目だけでは判別できないくらいの質感や
中には本物の牛革を使用した物もあり、熟練の査定士でも
コピー品と見抜けない程の質の高い偽物です。
スーパーコピーによる金銭的被害は各地の買取店でも跡を絶たず、
お品物の単価が高くなればなるほど店舗側も慎重になりますし
出来れば買取後のトラブルなども避けたい所なのです。
査定士がブランド品を査定する際にはブランドロゴや製品シリアル、
縫い目や状態などを注意深くチェックを行い買取額を提示します。
ロゴのデザインやそれらが入ったタグ・金具などは査定士側からすれば
しっかりとした”正規品”として判別するための非常に重要な部品なのです。
その為、本来であればブランドロゴが入っている金具部分が、全く別の製品等を
使用されていた場合は本来の買取額よりお値段が下がってしまったり
店舗によっては買取対応が不可といった可能性が出てきてしまうのです。
売却時の際に”外部店での修理歴有り”という事を査定士にお伝えすれば
買取成立も考慮される可能性もございますが、やはり査定額への影響は懸念されるべきでしょう。

■査定額は"総合評価"で変わる
上記では売却時の査定額影響についてつらつらと書き出しましたが説明だけを見ると
「ならやはり外部店より正規店で修理した方がいいのでは?」と思われるかもしれません。
ですが注意してほしい点は売却時の査定額の影響はあくまで金具やファスナー等「ロゴが使用されている部位を修理した場合」の可能性です。
勿論"ブランドとしてのモチベーションを維持するため"には正規店で修理するのが最もベストです。
しかしながら正規店修理では外部修理店より納期が遅かったり修理金額が2~3倍以上かかってしまう場合があります。
売却時と修理コストのバランスを考えるととても難しい問題ですね。
管理人としてブランド品査定時に最も見るべきところは
・製品の"全体的な"コンディション
製品自体のコンディション良し悪しは売却時にかなりの影響があります。もちろんそれだけですべての価格が決まるわけではありません。
ブランドのトレンドやデザイン・型など様々な要因はありますが、特に重要なのはやはりコンディションとなるでしょう。
しかし上記で書いたように外部店での金具交換での影響や正規店修理でのコストを考えるとどうするべきなのか正直困ってしまいますよね。
管理人として最も見栄え(コンディション)を良くし、かつ一定コスト・査定額に影響が少ない修理となれば
「染め直し」修理がベストだと思います。
■見栄えでの価格差違
実はバッグに限らずブランド売却時に査定額を上げる為のちょっとしたコツがあります。
それは事前に汚れ等を落とし出来るだけ綺麗な状態で持ち込む事です。
埃が被っている状態とそうでない状態で持ち込む場合は、査定時の印象もまるで変わります。
上記ではブランド品を売却時にオススメする修理として「染め直し」を挙げさせて頂きました。
なぜかと言われると染め直しは製品の見栄えを最も簡単に良くすることが出来るからです。
多少の汚れやキズであれば染め直しを行う事である程度隠れますし、尚且つ修理価格も鞄の構造にあまり左右されない為
振れ幅が少なく売却時のコストとバランスが取れやすいからです。
染め直し修理は基本的にブランド正規店では対応しておらず、外部修理店で行う事が可能です。
もちろん染め直しも外部店で修理をするとその品は正規店での補償対象外となる可能性がありますが、金具やファスナーの交換とは違い
見た目への影響は微々たるものなので売却時の影響も少ないと言えるでしょう。
では見栄えが違うとどれだけ売却時の価格帯に差があるのか?
ルイヴィトン「ノエ」というバッグの劣化が進んでいる物とそうでない物との取引例を見てみましょう。


A・落札価格 6050円
画像では少々わかりづらいかもしれませんが鞄が全体的に黒ずんで劣化しており型も崩れ気味で全体的に見栄えが悪くなっている状態です。


B・落札価格 24400円
Aのバッグと比べ全体的に汚れや色褪せ等も少なく、全体的にパリッとした好印象を受けます。
いかがでしょうか?
Aの黒ずんで劣化が進んでしまったノエバッグ6050円に対して
BのノエバッグはなんとAの4倍以上の24400円というお値段で取引されています。
もちろんこれはあくまで一例であり、全てがそうなるわけでありませんが
見栄えの良し悪しで取引価格帯に大きな差がでるのは一目瞭然ですね。
買取店ではお客様から買い取ったお品物はそれぞれ別のカタチで再販していく事となりますが
再販品として新たに購入するとしてもやはりどうせなら綺麗な状態の物を買いたいですよね。
見栄え(コンディション)が良いと必然的に査定時の印象もよくなり、高査定に繋がります。
■まとめ
今回はブランドバッグ売却時に”どのような修理を行うべきなのか”という事に関して考察してみました。
上記の取引例を参考にすると見栄えの良し悪しで取引価格帯に大きく差が出る事がわかりました。
その上でもっともカンタン且つコストバランスを考慮するとやはり染め直し修理を行い
売却を行うのが一つ手だと思います。
ブランド品の売却時には全体的なコンディションを見直して、リサイクルショップ等に持ち込むと高査定に繋がります。
今回「染め直し修理」をオススメとして挙げましたが壊れている箇所・部位・内容によって修理内容も変わる為、
一概に染め直しだけを行えば良いという事ではありません。
どうせなら高く売りたいという人間的な心理は中々外せるものではありませんし、金具類修理等
修理コストと比べるとやはり難しい問題である事に変わりはないでしょう。
しかし上記画像Aの取引例の様に全体的に色褪せ・傷・汚れ等が進んだバッグを売却するのではあれば
染め直し修理を行ってみるのもオススメです。画像Bの取引例の様に売却時のお値段が上がる事もあります。
リサイクルショップにお持込を行う際は、なるべく綺麗な状態に復元してお持込をしてみましょう。