シボって何?

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こんにちわ、管理人です。

今回は「シボ」についてご紹介を致します。

前回の「ヌメ革」のコラムと同様普段は聞きなれない言葉だと思われますが

革についてシボについて知るとより一層、鞄や素材への楽しみ方が増していきます。

「シボ」とは?

あまり普段から鞄を意識的にみる事は無いと思いますが、よく見てみると革の表面にちらちらと細かく不規則なシワの模様があります。これが「シボ」です。画像の様なシワだけでなくふくらみが感じられるシワ模様、オーストリッチ革(ダチョウ)のブツブツした模様もシボとして呼ばれています。。シボ自体は革のほかにあまり加工される事のないもので、高級ブランドバッグ等にももちろんシボ加工されている品があります。

シボの加工のされたかた

「空打ち」

シボ加工において用いられる方法は大別して2種類あります。2種類のうち多くに採用されている方式が「空打ち」と呼ばれる方法で、回転するドラムの中に鞣(なめ)した革だけを入れて、それを撹拌する事でより自然なシワ模様を革につけることができます。

「シュリンク」

「空打ち」とは違うもう一つの方法は「シュリンク」と呼ばれるものです。革の表面を収縮剤と呼ばれる薬剤で革をぎゅうっと縮ませてそこからさらに革をシワシワにしていきます。両種類で施したシボ加工は表面上似ていますが、空打ちで行った革は革自体の線維がほぐれて柔らかくなり、シボの模様も大きかったり小さかったり様々になります。シュリンクで施した革は収縮剤を使用し繊維が収縮している為、革が少し硬く、シボ模様も空打ちと比べると多少固まった印象となります。

例えば画像の様にエルメスの高級ラインバッグ「バーキン」にもこの様にシボがあります。バーキン独自の高級感と革の持つ独特のシボ模様でより一層バーキンというバッグに深みを与えています。シボ模様はまさしく同じ模様は一つして存在しない為、オンリーワンのバッグとなります。今回は例としてバーキンをあげましたが、もちろんルイヴィトンやグッチ、プラダやバレンシアガなど独特の加工法を持つブランドバッグも存在します。目にする機会があれば一度じっくりと観察してみてくださいね。

シボの大きさの違い

シボの模様の大きさは、革自体の線維の密度によって所々で差が出てきます。。

繊維密度がゆるく所はシワが大きくなり、細かく線維が締まっていると所はシボが細かく、粒揃いになりやすいです。

 

■革の部位【首】【肩】は大きく、深いシワ

首にかけて肩までの部位は、革の線維密度が粗くシボも深く大きくなりやすい部位となります。

■革の部位【背】【腰】 細かくて、粒揃いのシワ

背中にかけて腰の部分は、線維密度が肌目で細かく、均質に近い部位となります。シボ模様も細かく粒の揃いやすい部位となります。。

■革の部位【腹】【脚】大きくて、ぶっくりしている

腹にかけて足までの部位は、革の線維密度が緩く、肌目も粗いのが多くなります。シワ模様も大小ばらつきがあり、それでいてで立体感の高く、独特のシボ模様ができます。

いかがでしたでしょうか?今回は革の独特の個性を持つ「シボ」についてのご紹介でした。

豆知識コラムは随時更新致しますので是非是非チェックしてください。